今日の日に。

やり残したことはないか?

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あの日から7年目。

きっとたくさんの人が思いを寄せている今日のこと。

出身は福島だと口にする度、

薄っすらとそこに流れる空気感を共有する。

ずっとそんな感覚でした。

東北から離れて3年目。

こうして電車やバスに乗れて、

大好きな人たちに会える今の幸せは、

あの日には想像も出来なかった事で。

あの日から話せなくなった人からの力を、

きっとここぞというところで貰っていた気がします。

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今を生きながら、

豊かな世界の未来を描いていけたら、

少しでも何かが変わるのかもしれないですよね。

祈ること。

毎朝、実家では仏壇に手を合わせていたのは

ご先祖様へ向けてだけじゃなくて、

きっと上のほうの自分と繋がって、

これからどうしていくか、決めた事に背中を押してもらったりする時間になっていたんだと

今思います。

手をあわせて、集中することで

きっとヒントをもらって、

勇気に変えて。

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おじいちゃんから、今日の日にもらった言葉は、

遣り残したことは、ないか?

でした。

挙げたらキリがなくなりそうなことも怖いですが

そう、問われたら出てくることがあります。

世界が豊かになることを祈ることと、

あの人の痛みが少しでも良くなるように祈ることは、

同じなのだろうと思います。

今、もしかしたら苦しいと思っているかもしれない。

言葉や表情で、それを他人に伝えることが出来なくなった時、

それを汲み取れる場所にいるのが、

きっと介護の現場。

生きることの証明の、排泄が、

生きる希望を失うものに繋がること。

それを、少しでも食い止めること。

本当に小さなことから始まるこの、ケアには可能性が沢山。

どうしたら、その生きる詰まりを軽くできるのか、

それをどう、伝えたら、

悲しい思いをする人が少なくなるのか。

まず手を当てて、

その想いは手から伝わるはずです。

その方の言葉を聞き取るみたいに、もっと身体を触って下さい。

声を向けることで、目に見える反応はなくとも、

届いているはずです。

「いつか」じゃなくて、今、出来ることを、

増やしていきたいです。

遣り残した事は、ありませんか?

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