言葉をうまく使うために、数字を味方に。

ひとは言葉があるからすれ違う

「おむつ」この言葉ひとつとっても、
それぞれが「おむつ」と聞いて思い浮かぶイメージは違います。

テープ止めタイプだったり、履くタイプだったり、そもそもパッドの方を思い浮かべる方もいます。
売り場に行けば、こんなに並んでいるんですから
分からなくなりますよね。

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介護用おむつのポイントは、前にお伝えしたように

サイズは
S・M・Lのアルファベットではなくて
ウエストサイズ・ヒップサイズ  ○○センチ

この数字の部分をみていくことが非常に大切になります。

基本的に大きいサイズを選びがちなものなので、ここでもサイズをはかって数字で見る
数値化がカギです。

さて、同じ方向を向くために有効なのが
排せつ支援加算」です。

現場ではどうやって動いていこうか悩まれている方も多いです。

でも皆さまご承知のとおり、加算をとるのが目的じゃないですね。

目下のゴールは

排泄の不都合で悲しくなったり、

諦めたりする人が少なくなるように。

排泄の不都合で、心痛めてしまうそんな人がいなくなること。

心痛めるのは、当人だけじゃなくてケアに当たる介護側もです。

 『おむつの外漏れで、何回も着替えさせてしまって悪いなぁ』 

・・・と 言葉にして伝えなくとも思う人もいますね。

できるなら、そんな罪悪感や悲しみは少ない方がパフォーマンス良く動けます。

そこから、出来る限りなりたい暮らしに繋げられたら、と思い活動しています。

 そもそも、排泄動作が自分でできるようになったら

 お家での生活ができる。

 だからこそ設立された加算でもありますからね。

 

根本は、その人が
食べて、楽しみを感じて、出して、寝る。

それが 幸せのベースを作るからそこをサポートすること。

でもそれは一人じゃ限界がある。

だから

みんなで同じ方向性をもつために数値化をキーとして研修等組み立てています。

目指す場所を、違わないために
フィルターがかかりやすい言葉じゃなくて
できるだけ同じ意味をもつ数字で話せたら
間違いも少なくなるはず。

 その人を知るために

その人の言葉や行動が、その人の気持ちを伝えなくなったとき

一番近くにいる介護職がその人の意向をできるだけ汲めたら
互いが嬉しい毎日になるのではないかなと思います。

そのために、使うものが「ことば」の明確化
アセスメントのツールですひらめき電球

排尿のお困り事だったら
チェック 1日の排尿パターン
チェック 失禁の原因
チェック 1日の水分のイン・アウトバランス
チェック 治療(薬物療法、手術療法、理学療法など)の効果
チェック ケアの効果(膀胱訓練、排尿誘導、間欠的自己導尿のタイミング・評価など)

これが分かったら、まずはOKです!

記録の詳しい方法と、日誌のダウンロードはこちらからどうぞ!
高齢者排尿管理マニュアル 

排せつ支援計画を立てたあとは
実施していった日々の変化をキャッチした情報を反映していく
日々の記録が書かれていくことがベストですね。

ことばがあるからできること、存分に介護職もを活用していきましょう!

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