岐阜県立飛騨寿楽苑様オンライン研修

令和2年度の最後の排泄ケアオンライン研修 総まとめ “排便ケア”

研修日:令和2年12月4日  参加者:25名


1.この講座に参加して学んだことは何ですか?

・ここまで深く排便について学ぶ機会がなかったのでとてもいい勉強になった。

・薬はやはり身体に負担だが浣腸して出ないと今夕も下剤となることが多い気がするので見直していきたい。

・下剤の種類について。入居者によって合う合わないがあること。

・食物繊維、オリゴ糖の排便との関係性。

・小腸、大腸の働き、下剤の特性。食物繊維と腸内環境。

・薬と上手に付き合う、そして食事も考えながら生活していくことが大切だと思った。

・利用者の身体の状態だけでなく服用している薬の影響で便の形態が変わってしまう事は知らなかった。

・排便時の体位。排便のタイミングでおむつをはずすが勉強になった。

・酸化マグネシウムの作用時間は2~3時間。便秘の状態はひとそれぞれ。

・排便の仕組みがわかることによりどの部分を改善すれば便秘や下痢が良くなるのかがわかった。

・排便のアセスメントはその人の排便習慣を知ることになり自然な排便を出す上で有効だと思った。

・以前にもこの研修に参加しとても勉強になったが改めて復習ができた。忘れかけていたことも思い出しやっぱり排便ケアは大切だと感じた。

・下剤に作用時間があり情報を整理することで周期がわかり、下剤を減らすことができるきるかもしれないこと。

・善玉菌を取り小腸を整えることでいろんな効果がある。

・下剤を連日で服用することが良いとは限らない。

・繰り返し下剤を服用してみえる方に排便日誌が有効であると感じた。

・下剤(特にラキソベロン)を服用しても次の日排便なく、もう1度下剤を服用していた。しかし効果がなかったのだと今日知った。

・便秘の種類を知ることができた。メカニズムなども知れて良かった。便意につながることを詳しく聞けて良かった。

・オリゴ糖は便に良いと聞いてはいたが今回の研修に参加したことによって根拠がわかった。

・腸内フローラと気分の関係というところで普段入居者様を見ていて思うことがたくさんあった。

・動きなどをキャッチしてトイレ誘導することで失禁のない生活に出来たら良いと思った。

・便意を大切にしたケアをする。我慢させない。

・気持ち良い排便を促すためにアセスメントが必要。安易に下剤に頼らない。

・口に入れるもの(食事)から見直しが必要。生活を整え、リラックスできる環境を整える。

・排便アセスメントで聞ける入居者の方には質問していくことを学んだ。

・改めて食物繊維の大切さを学んだ。補菌も大切だけど育菌に目を向けていきたい。

・気持ちの良い排便 3つの要素+αについて。

・下剤の種類やその効果、副作用について。

・副交感神経を高める方法、生活習慣リズム。

・ただ記録をとるのではなく丁寧に観察することで不必要な下剤を減らすことができる。

・直腸内に便がある場合は下剤不要。

・自分の腸内環境のことも考えてみようと思った。

・1人ひとりに合った排便方法があり、便秘=下剤ではないということが分かった!


2.部署に持ち帰って実践したいこと、できることはありますか?

・ベッド上で排泄する場合も30~ギャッジアップして腹圧をかけるといいという話があり、試してみたいと思った。

・温罨法を今はお腹でやっているが背中もいいということなのでやってみたい。

・下剤の種類や量などについて検討すること。

・下剤や浣腸をする前に排便についての取り組みがあることを知ったので、便が出なかったらすぐに浣腸ではなく、その前にもなにが出来るか考えていきたい。毎朝起きたら水を飲んでもらう。

・排便の訴えが聞かれたらすぐ対応する。排便姿勢も確認する。

・現在部署で排便の取り組みを頑張っているので、他部署のホットパック、オリゴ糖の効果を伝え実践していきたい。

・オリゴ糖の効果。ストレッチ(マッサージ)。

・酸化マグネシウム服用時水分を150mlとる(水分ゼリーが少量だったため)。

・排便の量、状態、時間のチェック表作成。

・腹部マッサージの仕方を学び部署で実践したい。

・浣腸する日だからってだけで当たり前のように行っていたが問診や直聴診を行ってその方の排便状況や体の状態を観察することが大切だと感じた。実践してみたい。

・私のユニットでは「温罨法」「オリゴ糖」を使用し排便を促している。
排便に時間のかかった入居者様がスムーズに便を出すことができているので継続していきたい。

・排便チェック表を今日の話を参考に見直し、周期予測などを改めて行いたい。

・薬、病気によって便秘につながる事を看護と協力して入居者1人1人ピックアップして入居者情報(24Hシート)に取り込みたい。

・副交感神経を高める方法。体を温める事、深呼吸する事、朝陽を浴びる、腸のマッサージをする事を意識して習慣に出来ると良いので実践したい(自然排便を心掛けたい)。

・排便記録を見て便秘のタイプを判別できると良いと思った。

・下剤になるべく頼らず食物繊維で考えていきたい。

・必要のない下剤を飲んでいる利用者がいるかもしれないので現在服用している人の見直しをしていきたい。

・酸化マグネシウムを服用している方が多いので高マグネシウム血症になっていないかという目での観察もしていく。

・腸の動きを聴いたことがなかったので実際にグルグル、ポコポコという音を聴いてみたい。

・深呼吸をできる方と一緒に行いたい。

・食物繊維量の確認と食物繊維の種類なども考えて食材を選びたい。

・起床時に水を飲む、朝食後にトイレに座ってもらう事を記録に残して2週間以上続ける。

・下剤に頼る前に出来ることを意識してケアする。

・便意の訴えがあったらできるだけ優先して排泄の介助をする。

・便が出ていないからすぐ浣腸ではなく腹を温めてみたりマッサージしたりして自然排便を促したい。在宅なのでご家族にも伝えたい。


3. 今回の講座を受けて講師へのメッセージ

・今年度は無理だったが来年度は大関先生の巡回指導を受けたい。
・リモート研修初めて参加したけど特に違和感なく終わった。いろんなことがリモートで良いかもと思った。

・研修を受ける度に勉強になるし、大関先生の笑顔と優しい語り口調で副交感神経を刺激されています。
学んだ事を継続して生かしていけるようにしたい。

・前年度、今年度と大関先生の研修を受けて排泄ケアに関する意識に変化があった。
今年度はコロナの影響で直接お会いすることができなかったので来年度はぜひ寿楽苑に来ていただきたい。

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